「旅行者の皆さんへ」


ここ最近、沢山の日本人旅行者の方がアルメニアに来ているようです。
非常に嬉しく思います。何故かと言うと、日本人に「今、アルメニアに住んでいます」と
言っても大概の日本人は「アルメニアって何?何処?」と言われる事が殆どだったからです。
僕も実際に何人かにお会いしましたし、何人かにアルメニアのガイドを
務めさせて頂きました。
(この前(2002年6月)「古文書図書館」に行ったら改装中でした。残念!)

アルメニアの歴史的な事に興味があって来る方が多いようです。
それと日本人にとってまだまだ情報が非常に少ない「未知なる国」なので
興味を持つ方も非常に多いようです。
これから「アルメニア」という国も日本で徐々に知られるようになるのかと
思うと嬉しいですね。

僕が初めてアルメニアに来た時は日本の大手の旅行代理店が「危険だし、
チケットは取り扱っていない」と何処でも言われて大変でした。
ですが、これからは大手の旅行代理店でもツアースケジュールを
組むようになるかもしれないですね。

さて、僕は会った事が無いのですが、コチラに住んでいる他の日本人の友達は
「例のさんまのテレビを観て、それだけで来てしまった!」という人に
沢山会ったらしいです。僕はソレを聞いた時、「日本ってまだまだ経済的には
かなり余裕があるんじゃないか?」と思ってしまいましたが、、、

でも、僕はそれはそれで良いと思います。
何がキッカケでこの国に興味を持つかはその人によって違うと思うし、
「キレイな女性が多いらしい」というから「見てみたくて来たッ!」と
いうのでも、最初は構わないと思います。
実際に見てみれば、美人が多いかも分かると思うし、、、
それがキッカケで「この国の文化的な事や歴史的な事に目を向ける」
というのでも良いのではないでしょうか?

但し、「お嫁さん探し」の人はどうか以下に書く事をよーッく読んで下さい。

どこかでも書きましたが、アルメニアの女性はメチャクチャ「身持ちが固い!」のです。
従って、「ナンパしてその日の内に、、、」という事は完璧に「無いッ!」と言い切れます。

具体的な例を挙げましょう。

実はあるアルメニア女性がデジタルカメラである物を撮影してソレをフロッピーに
入れて欲しい、といので快諾しました。大した手間でも無いし、時間も掛からないし。
ですが、彼女は僕の家を知りません。で、僕が「●●ホテルの近くに住んでいるから
そのホテルの前で待ち合わせしましょう」と言いました。
まぁ、大通りに面した誰でも知ってるホテルだったのでそう言ったのですが、、、
すると彼女は「ホテルの前だと、そういう女だと勘違いされるから困る」と言います。
コレは僕の方に女性に対する配慮が足りなかったと反省しました。

で、その近くにある「電気屋」はどうですか?と聞くと、
「外国人の男性と二人っきりで歩いていると周りに居るアルメニア人男性に思いっきり
勘違いされるので、それも困る」と言います。

仕方が無いので僕の住んでいるアパートを詳しく説明して来て貰いました。
が、早くアパートから出て行きたそうです。なんかソワソワしています。
「何故か?」と聞くと、「外国人男性の住んでいるアパートに一人で来ている所を
誰かに見られたりしたら、、、」と言っていました。

早い話がアルメニア男性から「そーゆー女だな」と勘違いされてしまうらしいです。
ソレはチョット作った話っぽいゾ!と思われるかもしれませんが実話です。

小さい国なので変な噂はアッ!という間に広がるのだそうです。
アルメニア女性が独身で一人暮らしの男性の家に行く事は物凄く勇気の要る事らしいです。
あと、女性だけで「バー」等に行く事も滅多に無いし、ましてや女性一人で「バー」等に
「行く」という事は100%「その手の女」と勘違いされるから絶対にしないのだそうです。

まぁ、コレはコレでアルメニアの文化の一端でもあるので仕方が無いのですが、
正直言って疲れます。僕まで妙にソワソワしてしまうし、妙に周囲に対して気を使います。

アルメニア女性のガードは、まさに「鉄壁!」です。
どうかアルメニアでは軽はずみな行動を慎んで下さい。

本当に余計なお世話だし、こんな事をエラそうに言えるような立場でもないですし、
コレを読んでいる人も正直言って不愉快だと思います、、、スミマセン。

実は、日本人の悪い男性に騙されて泣いていたアルメニア女性を知っているので
また、あのような事が起こらないで欲しいと願う気持ちもあって書きました。
この国ではハッキリ言って「外国人と付き合った事があるッ!結婚歴がある!」
というのは、アルメニアに住むアルメニア女性としては命取りなのです。

詳細は書きませんが、その時は男性の方が明らかに悪いと思いました。
女性の方も少し軽率だった、という人もいますが、、、
その時は日本人として非常に心苦しかったです。

実は「アルメニアの女性を紹介して欲しい」というメールを沢山受け取るのですが、
実はコレが一番困ります。コレは以上のような理由で基本的に「絶対に無理」です。

チョット前まで、つまり独立して開国して外から様々な情報が入ってくるまでは
基本的に女性は男性からの求婚を断る事が出来なかった国です。
今ではだいぶ変わってきているそうですが、それでも基本的にアルメニア女性の
メンタリティーというのは結婚に対して物凄く「マジメッッッ!」です。
同じCISのロシアなんかと違って物凄く離婚率が低いそうです。
今ではたまに離婚もあるらしいのですが、それでもよっぽどの事が無い限り
アルメニアにおいて「離婚」という事は有り得ないらしいです。

アルメニアで「離婚」というのはとにかくアルメニア女性のとって「不利な事だらけ」
なのだそうです。コレも具体的には書きませんが、、、

男性から変な事を言われたり思われたりするのがイヤだからから女性がこうなのか、
元々この国の女性に根付いているメンタリティーなのかは今の所、分かりません。
が、なんとなく前者のような気がする、、、

それと、大概の人は多少なりともアルメニアについて研究されてから来る方が
多いだろうと思うのですが、中には「トルコとの歴史的な因縁関係」について
全く知らない人が居ます。で、会話の最中に「トルコ、トルコ」と連発してしまい、
アルメニア人をひきつらせ、周囲にいる日本人に冷や汗をかかせる人です。
幾ら日本語で喋っていても「トルコ」は「トルコ」だとアルメニア人は理解出来ます。

お願いだから「ソレ」だけはヤメて下さい。

教養のある人の前だったらトルコの話をしてもそれほど問題にはならないのですが、
教育もヘッタクレも無い人の前で「トルコ」と口に出そうものなら大惨事です。
正直言って、平静を装っていても内心では非常に傷付いている人が多いようです。
女性でさえトルコの話になると込上げて来る「怒り」を必至に抑えているのが伺えます。

「アルメニアコーヒー」というのはハッキリ言えば「トルココーヒー」です。
でも、それはどうかアルメニアでアルメニア人の前では言わないで下さい。
アルメニアで飲むから「アルメニアコーヒー」なのです。
「(トルマ)ってトルコがオリジナルなんじゃなかったっけ?」というのもダメですッ!
アルメニアの本物の「トルマ」はキャベツじゃなくて「葡萄の葉」で包んでいます。

つまり、パレスチナ人の目の前で「ユダヤ人って素晴らしいッ!」と言っているような
ものなのです。アルメニアでこの問題は韓国が日本を恨む以上に根が深いのです。

まぁ、治安は良いし「騙される事」にさえ気を付けていればきっとアルメニアでの
旅行というのは楽しいと思います。但し、水の問題が余り気にならない人ですが、、、
結構、楽しんで満足して帰っていく旅行者の方が多いような印象を受けました。

僕も旅行者としてこの国に来た時は「とても素晴らしい国」だと素直に感じました。
但し、住んでみると目を逸らしても「イヤな事」を目にしてしまうので大変なのですが、、、

旅行者の皆さん、アルメニア旅行を楽しんで下さいネ。