「旧共産主義圏で暮らすという事」


「アルメニアで生活をする」というのは日本人にとってなかなか大変な事かもしれません。
やはり、日本での生活というのは本当にあらゆる意味で「便利」ですからね。
そして、文化も社会システムも違うワケですから、、、
水不足、エネルギー不足、諸々の社会的なインフラの事を考慮に入れると
日本での生活のような快適さを追い求めるのは100%不可能です。

でも、それはアルメニアに限った事ではなくてCISや東欧では何処でもそうだと思います。
「不便である」と言う事プラス、「旧共産主義圏の国である」というのは
生活していて結構重く圧し掛かって来る事があります。

ですが、負けて「泣き寝入り」するワケにはいきません。
ここは腹を据えて「戦うべきポイントでは徹底抗戦する」覚悟が無いと
この国ではやっていけません。
元々、旧共産主義圏の国には当たり前のように「理不尽」がまかり通っています。
良い例が悪名高き「アエロフロート」でしょう!(笑)

正直言って、「賄賂」などの根回しがないと全てが上手く行かない事実を
目の当たりにした時は、辟易しました。
が、逆に考えればその「賄賂」を上手く使う事で、全ての難題に対して
上手く立ち回って切り抜ける事が出切る、という風に考える事も出来るワケです。

もっとイヤな言い方をすれば、「全てお金で解決する」とも言えます。

外国人にとって旧ソヴィエト圏の「オヴィール」に行くのは
本当に頭痛の種ですが、役所だけではなくてあらゆる公的、私的機関で
お金は「魔法」や「奇跡」を起こします。

こんな事、書いてよいものか少し躊躇してしまうのですが、
実は大学の入学も就職でさえも「コネとお金」が時たま暗躍するらしいです。
兵役を逃れたい男性が親に頼み込んで大学の教授などに「賄賂」を
支払うケースも稀にあるようです。

それでも、聞いた限りにおいては日本の大学生よりかは遥かに勉強しているらしいです。
(その割には常識的な事を知らなかったり、国立大学でも「アホな人」が結構居たりする。
旧ソヴィエト時代は暗記中心の教育だからビックリする程、彼らは暗記力は優れている。
が、アルメニア在住の友人A氏(仮名)曰く「知識は山ほどあるが、知恵のあるヤツは少ない」との事。)

イヤな事はイヤなのですが、特に旧ソヴィエト圏は基本的に
「時間は無限にある」という考え方が今でも定着しているので、
貴重な時間を無駄にしない為にも激しくネゴをとりながら、
水面下で「賄賂」をちらつかせて「アメとムチ」を実行しなければ
ならない場面が多々あります。

そして、手強い「旧ソヴィエト人」以上にゴネてゴネてゴネまくって
「ゴネ得」をゲットするくらいの方が良いです。
ここまで出来るしぶとい人は多分、何処に行っても満足で幸せな生活が出来ると思います。

そんな風に毎日生活していると、改めて日本という国の「スゴさ」に
アルメニアのような国に住んでみると気が付いたりするワケです。

そして、こうして外国で生活していられるのも何だかんだ言っても
「円」が強いからでしょう。
2002年の3月時点で1ドル=130円くらいですが、
大騒ぎするほど安いとは感じません。
そりゃ、2000年は1ドル=109円くらいでしたから
チョットだけ「イタイ」とも感じますが、、、