
「アルメニアでシャワー」
アルメニアは「万年水不足の国」です。水はごくごく一部の地域を除いては
基本的に朝2時間と夕方1時間しか水が出てきません。
最近では夕方水が出てこない事が度々あります、というか出てこない日の方が
多いくらいです。というかハッキリ言って滅多に夕方は水が出てきません!僕のアパート。
これは正直言って物凄くストレスが溜まります。
まず、洗い物をしたくても洗い物が出来ません。
食器を洗う時、洗濯物をする時は眠たい目を擦りながら仕方なく
明け方5時(アルメニアの5時は真っ暗です)に起きて来て
洗い物をします。ハッキリ言って大変です。
また、恐ろしく水が冷たいので死にそうになります。
それが終わったらペットボトルやバケツに水を溜めておきます。
そうしないと、コーヒーやお茶が飲めないからです。
そんでもって、浴槽にも水を沢山溜めておきます。
そうしないとトイレの後、何かと困るからです。
蛇口をひねっても水が出てこない事になれてしまったので、
東京に帰った時、何気無く蛇口をひねったら昼間でも水が出てきたので
物凄くビックリした!慣れって恐ろしい、、、
そして、この国で最もツライのが「シャワー」です。
まず、アルメニアでは日本みたいに「風呂に入る」または
「使いたい放題に暖かいシャワーを浴びる」等という事は
幾ら望んでも出来ません。100%不可能です。
大体の人は、お湯を沢山沸かしてそれを水で薄めて「体を拭く」という
感じらしいです。コレはコレで本当に大変です。
シャンプーなんて、髪が長い女性とかはメチャクチャ大変そうです。
どうやって洗うのか見当もつかないです。
さて、リャンチキや他の在アルメニアの日本人はどうしているのでしょう?
他の日本人の所には「アリストン」というイタリア製らしいバカでかい
給湯器みたいなのを使ってシャワーを浴びているらしいです。
これさえあれば、日本同様普通に暖かいシャワーを浴びる事が出来ます。
コレは非常に便利なのですが、その反面万が一水の供給が止められたら
全く、それこそ一滴もお湯が出てこなくなるのでかなり怖いです。
アルメニアはそれこそ「全てがいい加減!」なので予定時間よりも早く水の供給が
止められたりなんて事は日常茶飯事です。
シャンプーしている最中にお湯が出てこなかったりしたら、、、
考えただけで恐ろしいですね。
さて、リャンチキの所はというと「バク」というものがついています。
コレはまずバクの中に水を溜めて、そして下部に付いている電熱器のようなものに
スイッチを入れて徐々に水を温めていきます。(下の写真を参照してネ!)
正直言って、メチャクチャ時間がかかります。特に寒い冬の日は大変です!
アルメニアは政府がセントラルヒーティングを止めてしまっているので
真冬の寒い日とかは室温が「マイナス5度」なんて事もざらにあります。
マイナス5度の時とかは、温まりきるまで6、7時間平気でかかります。
尚且つ、室温がしつこいようですが「マイナス5度」です。
シャワーを浴びる時はそれこそ決死の覚悟で浴びます。寒いッスよー!
仕方が無いので、ヴォトカを軽く3、4杯あおってから「それいけーッ!」
とばかりに浴室に突入して、寒さに耐えながらシャワーを浴びます。
コレのお陰で僕は何処でも生活していける自信が付きました。
というか、アルメニアで暮らせる人は何処ででもそれなりに生活していけると思います。
相当しぶとい人じゃないと、この国では生きていけないです、、、マジで。
「水が無い」というのは生きていく上で本当に大変です。
必要以上にイライラしてしまいます。
日本ではお金を払ってもこんな経験ってきっと出来ないですよね。
って言うか、しないで済むのならしない方が良いと思います。
マジで荒んできますよ、、、(泣)。とても正気じゃやってられないです、、、
アルメニアの人はこのトテツモナイ困難の毎日をしぶとく生き抜いているのです。
それは決して水の事だけに限ったワケではなく、あらゆる事が不便この上ないです。
それは、生まれたきた時から死ぬまで。
彼等の辛抱強さ(?)にはホトホト頭が下がります。

コレが「バク」です。これだって有るだけマシです。