
「ウクライナでアパート探し」
朝遅く、、、というか昼頃に目が覚めた。暑くて暑くてなかなか寝付けなかった。
扇風機だのエアコンだのという洒落たモノは当然無い。
それ以上に、(たかだか)3時間半の飛行機と空港でのやりとりで
ヘトヘトに疲れていたらしい。疲れ過ぎるとかえって眠れなかったりする。
冬はマイナス20度まで冷え込むし、夏は40度近くまで気温が上がるし、、、
ある意味、ウクライナの南東部に住むという事はとても大変な事なのかもしれない。
「ウクライナは寒い国」というイメージがあったけど、とんでもないッ!
さて、、、冬に初めてウクライナに来た時とは違って今回は目的がある。
今回のウクライナ滞在の目的はズバリ「アパート探し」。
アパート探しといっても「賃貸物件」を探していたワケではない。
アパート(または一軒家)を買う為に来たのである。
嘘か本当かは良く分からないし、調べてもいないがロシアとアルメニアでは
外国人でもアパートや土地の購入が「可能」らしい。(どうも眉唾な感じがするが、、、)
しかし、ウクライナとベラルーシでは基本的に外国籍の人間がアパートやら
家やらの不動産を買う事は「不可能」である。
「買えないんなら、意味ないじゃーんッ!時間の無駄じゃーんッ!」
と言われればそれまでだが、結果的には買う事が出来ました。
買うまでに途方もない、筆舌に尽くせない程の困難がありましたが、、、
今回のウクライナ滞在記はその「アパート購入に関する気が遠くなるほどの困難」と
「ウクライナが慢性的に抱える問題」等を書き連ねていこうと思っています。
どのような方法でウクライナでアパートを買ったかは詳しく書きませんが、
決して違法な事をして買ったワケではないですよ!
自分も人並みの方法で買ったという事です。
アルメニアは空気が乾燥しているから日陰や家の中に入るととっても涼しい。
しかし、ウクライナは日陰に入ろうが何しようがとにかく暑い。
なんか眠ったけれども、全然疲れがとれていない感じ。
いつまでも寝ていても仕方が無いので観念して起きた。
歯を磨いて、顔を洗っていざ出陣ッ!
出発しようと思ったらば、サーシャが付いて来てくれると言う。
仕事で疲れているハズなのに、、、申し訳無い。空港でも疲れた顔なんて見せなかったなぁ。
サーシャ、ありがとう!というワケで、サーシャと一緒に街に繰り出す。
ウーン、まぶしい太陽が燦々と輝くアゾフ海沿岸の美しい街。
冬に来た時も、イェレヴァンに比べて遥かに道路が整備されていて
町全体がとても明るいと感じた。(勿論、キエフと比べたらかなり田舎ですケド、、、)
お年寄りは動物を抱えながら、近所の人達と井戸端会議をし、
若い人達はアゾフ海に行ってセッセッと日焼けをしたり、泳いだりして楽しんでいる。
ダニエツク州のアゾフ海沿岸の地域はヤルタ、オデッサ等と並んで
ウクライナ人にもなかなか人気のある保養地らしい。
早速「新聞・雑誌キオスク」にて、地元新聞を3部購入!
さて、アパート情報は、、、有った!有った!
冬に来た時、ココに住むアルメニア人が「一軒家を$1,500(!)で売りたい!」
と自分に言ってきたのにはビックリした。1500ドルですとぉ?
家を実際に見せて貰った時は、ネズミが床を走り回っていたし、
かなりボロがきていた。家自体を修理、改装するのに倍はかかるかもしれない。
但し、ヒーターがガンガンにかかっていて暖かかったが、、、
しかし、、、土地付きの箱付きで「1500ドル」は日本人の感覚からするととっても「お得!」。
「お得!」と言っても、住めばソコはCIS。冬は寒いし、夏は暑い。
水が出なくなる事もウクライナではままあるみたいだし、電気がなくなる事もある。
ロシアほどではないにしろ、治安も決して良い方ではない。
しかし、それらを割り引いて考えても「1500ドル」は安いですよね。
と、その当時は思っていたが、買うまでが「恐ろしく大変!」だと分かった
今では「トントンだ!」とハッキリ思う。
ウクライナ、、、に限らずアルメニアもそうだけど、不思議な事に「アパート」よりも
「土地付きの一軒家」の方が安い。日本人の感覚からするとチョット不思議。
自分の考えでは多分、幾らかアパートの方が防犯上良いからだと思う。
ウクライナのアパートはまず最初にゴッツイ「鉄扉」がドーンと構えている。
しかも日本では、例えば「3つ並んでいるアパート」があるとすれば
真中が端っこよりも安いのが普通。しかし、ウクライナでは逆らしい。
端っこのアパートの方が割安なのだそうだ。
何故かと言うと、冬は真中の方のアパートに比べて端っこの方が寒いかららしい。
寒さと共に生活するロシア人、ウクライナ人らしい感覚のような気がする。
ヘェー、そんなものですかねぇ?そんなに違うのかな?でも、覚えておこう。
それとサーシャ曰く、「冬にアパートを買うよりも、夏に買う方が高い」のだそうだ。
何で冬になるとアパートが安くなるのか良く分からない。が、他の人も同じ事を言っていた。
ウクライナは冬になるとメチャクチャ寒くて雪が沢山降る。雪が降ると引越しが大変だからだろうか?
アパートが安くなる分、引っ越し屋(ウクライナにあるのか知らないが、、、)は高くなるのかもしれない。
「今買わないで、冬にもう1回来て買ったらどうだい?」とサーシャにアドバイスされたが、、、
冬に来れるかどうか分からないしぃ、、、1000ドルも上下するのかな?
この街の2LDKアパートの相場は大体「5000ドルから7000ドルの間」らしい。
(アルメニアでもそうだが、ウクライナでも日本風の「2LDK」の事を「3部屋」と言うらしい。)
3部の新聞のアパート売買欄を見て平均をはじいたら大体こんなものだった。
ウクライナでは築年数よりも「何階か?エレベーターはあるのか?いつもソレは動くのか?」
が重要なポイントだとサーシャが教えてくれた。2階と3階は少し高いらしい。
勿論、前の持ち主がどれほどアパートをキレイにメインテナンスしているかとか、
お風呂はちゃんと暖かいお湯が出るか?シャワーは使えるか?もポイント。
電話のある家では、電話の権利をどうするかも非常に重要な事らしい。
「20,000ドル」のアパートなんてのもあるにはあった。
それは家具付き、電化製品付き、車庫付きの超豪華な内装のアパート。
が、別にそんなアパートは必要じゃない。普通でいいんですよ、普通で!
いくつか目ぼしいアパートには蛍光ペンでチェックして早速、電話をする事に。
サーシャの家には電話が無い。というか、この街では電話を持っている人の方が少ない。
なので、テレフォンカードを購入。カードなのに、何故か金属のICチップのようなものが見える。
幾ら叩いても壊れなさそうな見るからに頑丈そうなウクライナの青い公衆電話で電話をしてみた。
ウクライナの公衆電話はとにかくややこしい、、、
通話が始まった瞬間、「3」だったか「8」だったかを押さなければならない。
冬に来た頃はソレを知らなくて、「幾ら電話しても話し声が聞こえた2,3秒後に必ず切れる!
ウクライナの電話はなっとらんッ!」と文句を言ったら、「通話が始まったら「3」(「8」?)を
押さなきゃダメなんですよ。」と隣の電話機で喋っていた女の子が親切に教えてくれた。
はじかちぃ!ちゃんと説明を読まなきゃダメですね。「郷に入れば郷に従え」ですね。
、、、ってウクライナ語、サッパリ分からないんですケド、、、
幾つか電話で話したら「とりあえず、見に来て欲しい」と言われた。
しかしコレがまた大変だった。書いてある電話番号の殆どが家の持ち主本人の電話番号ではなく、
持ち主の隣人の電話番号である事が多かった。理由は先にも記した通り、
「電話を持っている人が少ないから」である。
「取り次ぐからチョット待ってて」と言われたきり、5分くらい受話器を持って
待っていた事も2度や3度ではなかった。
が、とにかくアポイントを幾つか取らせて貰った。住所も教えて貰ったので行く事に。
しかし、、、暑い。ジーンズしか持ってこなかったのは大失敗だった。
歩いていると本当にジリジリと肌を焼かれる感じがする。
やたらめったらと汗が吹き出してくる。サーシャにいたっては、、、上半身裸だ。
若い人達は半ズボンにタンクトップ、又はTシャツで歩き回っている。
コレが夏のウクライナでの正しい服装。ジーンズの人は少ないくらいだった。
サーシャみたいに上半身何も着ない人も珍しくなかった。(勿論、男だゾ!)
しかし、そういう人は多分これから海に行く人達なのであろう。
ウーン、海の近くに滞在しているのに海に行けないとは、、、皮肉だなぁ。
この日は、ヒーヒー言いながらバスに乗ってアッチコッチを歩き回った。
5つくらい、アパートを見ただろうか?
「絶対にこのアパートが欲しいッ!」というアパートはこの日、見付からなかった。
決して悪くは無いのだが、、、まぁ、何処でも「住めば都」なのでしょうケド、、、
大切な事だから、焦らずにゆっくりと考えようと心に決める。
「急いては事を仕損じる」、、、でも、この時はタイムリミットを2週間と決めていた。
その後、アパートの件でも大揉めに揉めたしアパート以外の件でイロイロとあって、
アルメニアに帰るに帰れなくなった。
苦難のウクライナ生活は始まったばかり、、、

関係ないですが、ウクライナでも「テレポジキ」は大人気!(僕は苦手、、、)